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子育てなんでも情報館~元保育士ママの育児日記~

子育てなんでも情報館~元保育士ママの育児日記~

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帝王切開術の記録

5/29 手術前日

18:00 夕食
21:00 絶食開始
      (飲み物は24時までOK。ちょうど、24時直前に目が覚めたので、多めに飲んでおいた)
      下剤処方
      (朝、バタバタしなくないので、下剤は予定時刻よりも早めに飲んでおく)




5/30 手術当日

6:00 起床 
     お通じがあったかの確認。なければ浣腸。
     水分補給で電解質輸液の点滴開始  

(手術直前だというのに、意外と恐怖心なし。いつも通り、顔洗って歯磨きして看護師さんのお迎えを待つ)

7:30 心音確認
     検温 酸素量 血圧測定
     術着に着替え、弾性ストッキングをはく(お腹が大きくてストッキングがはけない。看護師さんに手伝ってもらう)

8:15 病室を出、処置室にて剃毛。
     車椅子にて手術室へ。

8:25 帽子を被り、手術室入室。
     (なんか…すごい。院内のどこにこんなスペースが!?というくらい広い。しいくつかある手術室には、扉にでっかく数字が書いてあり、私は7番だった。看護師さんと「ラッキー7だね」とちょっと喜ぶ)
     入室したら、手術台に横になる。
     心電図、血圧計、酸素計などつけて準備。
     (気持ち的には、まだ余裕。先生が真面目な顔してる~なんて呑気に思ってた)

     麻酔開始
     手術台の上で横を向き、おへそを見る感じで体を丸める。
     消毒してシーツをかける。
     痛み止めの注射をしてから、麻酔を入れていく。
     (前もって、「点滴の針を入れるくらいの痛さだよ」と聞いていたが、実際、そのくらいだったと思う。ただ、私の場合、このくらいから急に緊張してきて、恐怖心からかビリッ!っとした痛さに感じた。) 
     
     仰向けに戻ったら尿管を入れ、掛け物やマットで保温。
     足に血栓予防のポンプをつける。
     その間、麻酔科医が麻酔が効いているかの確認を何度も行う。
     (「ここは冷たい?ここは?」と何かを当てられ、確認していく。肩甲骨のあたりは冷たいけど、胸の下は冷たいような、冷たくないような…お腹は全く感じなかった。麻酔が効いてくると、足が重ダルくなり、痛くはないんだけど、足にバチバチ火花が入ってくるような感覚になった。)
     麻酔が効いたのを確認し、両手を横にしたら、手術開始。




~~~手術の感想(これから帝切予定の方は見ない方がいい…かも。)~~~


帝王切開。

ぶっちゃけ、私は痛かったです。

手術開始から十数分で、兄のユウ誕生。
1分後に、弟のライ誕生。

2人の産声が聞こえて感動したのもつかの間。
その後が、やけに長くって。。。

始めは引っ張られるような感覚だけだったのに、
だんだん鈍い痛みを感じるようになり、
麻酔科医に「効いてますよね?」と何度も確認してました。

限界がきたら眠らせてもらうはずが、
なかなか眠らせてもらえず、
私は、だんだん脂汗…。

苦しくてウンウン唸ってました。

後々聞いたら、
出血が、2L。
双子だから想定の範囲内とのことだったけど、
輸血が必要になる一歩手前で、
手術に要した時間は2時間でした。

また、途中、私が苦しくてお腹に力を入れたとき、
腸がムニムニと出てきたのだとか……こ・こ・怖すぎ…。

まぁ~、大変な手術でした。

もしかしたら、執刀医の経験が浅かったからかもしれません。
研修医上がりで、手術をするようになってから、3ヶ月しか経ってない人だったので。

ベテランの先生だったら、
同じ状況でも、1時間で手際よく終わっていたのかなぁ。





術後の夜

9時~開始の手術を終え、日中はウトウトと過ごし、
その日の夜のこと。

まぁ~~、痛い!!

何が痛いって、全身が。
どこが、と聞かれてもわからない。とにかく全身が痛くてたまらず、
何もできない、動けない。

ベッド上で動けないでいると、腰や背中が痛くなる。
寝返りしたいんだけど、寝返りすらできない。

寝返りしたくて、リクライニングを起こそうとするが、
リモコンがどこにあるかわからず、首を動かして探すこともできず、
夫にとってもらう。
ゆっくり、ベッドを起こそうとするが、動かすのが怖くて断念。
自力で寝返りしようと、右から左へ。

子宮収縮を助けるためにお腹に乗ってる氷枕が、重くて邪魔だ。
動かさないように寝返るのが大変。

左足を曲げて、右足曲げて、横向いて…。

結局、45度くらいまでしかできないが、
それをするのに10分以上かかったように思う。

で、寝返り成功!と喜ぶも、今度は右を向きたくなり…。

術後は、痛くて動けなかったという記述をよく目にしていたが、
私の場合、動けないことが辛くて、とにかく寝返りを繰り返し、
眠くてたまらないのに、まったく寝れなかった。

麻酔の影響か、1時間くらいウトウトしたと思ったら、
1分しか経っていなかったり…、
夢の中にいるような、変な感覚。

痛み止めは、点滴で2本。座薬を1個入れてもらう。

痛み止めを使うと、なんとなく治まる気はしたけど、
完全に、とはいかず、点滴は6時間は空けた方がいいとのことで、
痛む度に使うことはできなかった。





5/31 術後1日目。

歩行開始。

寝返りすらできない痛みなのに、歩行開始???

できるかっ!!って思うけど、
やってみると、何とかなるものだ。

とりあえず、勇気を出して、ベッドから立ってみる。

リクライニングを使って、少しずつ、少しずつ…。

足をベッドから下ろすだけでも一苦労。
立つのも勇気がいる。

左足だけマヒしてたので、看護師さんに左側を補助してもらい、
せーのっ!で立つ。

足が見事にプルプル。


クララが…

クララが立ったーー!

みたいな(笑)



それでも、気合でなんとか歩いてみる。

はじめは、ズリ足。
次は足を上げて、前へ。

一つの動作ごとに噴き出すあぶら汗。

でも、初日にどれだけ歩けたかで回復が違うと聞いていたので、
とにかく歩こうと思ってた。

んで、トイレまでの歩行に成功!!
(その距離2m ぷぷ)


トイレまで歩けたら、なんとなく自信も出てくる。

痛いけど、動かしても平気じゃーん。倒れないじゃーん。みたいな(笑)


んで、着替えもクリア。
看護師さんが退室してからも、自分でなるべく動かすようにしていた。

食事は、
朝は 飲水のみ。
昼は 五分粥
夜は 全粥


午後は、車椅子でNICUまで双子を見にいった。

行けそうにないと断ろうと思ったけれど、行ってよかった。
しかも、抱っこして、授乳までして帰ってきた。

午後は、看護師さんが、
NICUを出たユウちゃんを部屋に連れてきてくれた。

体中痛くてたまらないのに、ユウちゃんの顔を見るためなら、
立ち上がって、保育器を覗きこめるから不思議。

おっぱいは順調に出てる。
搾乳して、看護師さんに届けてもらう。

いっぱい飲んで大きくなってね。




6/1 術後2日目。

昨日、頑張って歩いた成果だろう。
寝返りがしやすくなり、夜、ぐっすり眠れた。
トイレも、わりとスムーズにいける。

7:00 朝食(普通食)
     (トイレへ行く自信がついたので、モリモリ食べれた)

9:00 背中のチューブを抜く。
     (ここで、事件発生。チューブ抜きは、研修医の先生がやってくれたんだけど、途中、血管がやぶけたようで流血!担当医に処置を代わり、「○○先生(主治医)呼んできて!」と、見学していた学生さん達がバタバタと呼びに行き…。結局、何事もなかったようだけど、見えない部分だし、場所が場所だけに、後遺症でも残ったらどうするんだと、心臓バクバクだった。)

9:30 麻酔科の先生来診。
     (さっきの事件で来てくれたのかと思いきや、麻酔が残ってないかのチェックだけだった。聴診器で呼吸音を確認して終了。)


他、
午前中は、友達の病室に遊びに行ったりしてウロウロ。
あんな酷い状態から歩けるようになってることにビックリする。

午後は、比較的のんびり。3時間ごとに搾乳してNICUへ届けにいく。
夜中や、体が辛いときは、看護師さんが代わりに届けてくれる。



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